1/100 コトブキヤ AMS−119 ギラ・ドーガ 重武装型 ver1.6
【マエフリ】 このところ作りたい物もないので、若かりしあの頃にチャレンジして見事に挫折したこのギラ・ドーガを、今なら完成出来るん でないかと思いまして製作するに至りました。いやほんと普通に組み立てることも出来なかったんですよね当時は・・・・・。 このキットの解説をば少々。 1991年にホビーショップコトブイヤさんが発売した、原口高陽氏(手先が器用王)原型製作のキットを 関節機構等に手直しを加えて改訂版として販売された物になります。まだ可動レジンキットのフォーマット が出来上がっていない創生期の何でも有りなある意味野心的、平たく言えばムリダロ感漂うパーツ構成と なっております。ポリキャップの使用は今でも通用しますが、なんせ口径が小さい物を使用してまして、 どう考えても重量を支えられません。そして力の掛かると思われる所、股関節とか肩関節にはホワイとメタル (まぁ半田みたいなもの)のパーツが付属してますが、なんせ縮小を考えて作っていないので大加工必至で、 プラやレジン材の方がまだマシって言うくらいです。ハンダゴテのテクニックもないと作れないって・・・・。 最大のセールスバリューのはずの塗らなくてもOK的なカラーレジンってのが又コレがくせ者でして、 硬い、もろい、加工しづらいの3拍子です。そんな感じでかなりの時間がかかりましたね。 映画 「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」をレンタルビデオで鑑賞して、あまりのギラ・ドーガの カッコよさにプラキットが欲しくなったんですが、1/100で販売されていない事を知りがっくりしてた 頃、雑誌でこのギラ・ドーガを知りレジンキットなんて作ったことも無いくせに何とかなるだろうと、 ちょっとマニアックな模型屋さんまで探しに出かけて、高かったけど買っちゃいましたよ(若かったね)。 自宅へ帰って喜び勇んで箱開けたんですけど、当然作れなかったって訳ですね。 そんなとっても個人的なバックボーン(リベンジ)も踏まえながらギラ・ドーガ重武装型ドーゾ!。 |
比べてみよう。<その1> |
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コトブキヤ ギラ・ドーガ |
2006年9月製作のBクラブ ギラ・ドーガ |
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Bクラのギラのスタイルはほぼキットのままですが、同じギラ・ドーガでも比べてみると違うもんですね。 今回のコトブキギラはキットのスマート感も残しつつも、全体のアンバランス感を解消して既存のMG等と並べられる、 プレーンなカッコ良さとでも言うんでしょうか、そう言う方向で製作しました。 |
ノーマルのバックパックとランゲ・ブルーノ砲仕様とどちらかを選択して組み立てるコンパチキットなんですけど、交換出来るようにしちゃいました。 どこを弄ってここが凄いぞとかそう言うアピールは恥ずかしいので、ぐだぐだと書きませんが結構全身に詰まってますよ。 |
重武装型と言えば緑なんでしょうけど、やっぱ青(姉さん)の魅力には勝てなかっです、あの散り際のカタルシスはなんとも印象深いです。 |
この内側折れシールドの為に・・・・掛かった時間は・・・・。 |
どういう機構になっているかはブログ製作記 を参照して頂くとして、なんとなく達成感は 有りますね。 いやほんとくだらないと言えばくだらない事 なんですけどね、このギラのプランの一つに 外見のディティールに過剰な装飾はしない って決めてたのでこういう地味な所にこだわ ってみました。情報過多な見せ方ももうそろ そろ一回りして、シンプルだけど説得力の有 りそうなコンセプトで演出するって感じになら ないですかね。(希望的観測) |
F型ヘッドロックタイプに変更可能です。造型をシャープにモールド(上面ハッチとか)も追加してアンテナを真鍮棒から削ってみました。 |
ヘッドはマグネットで交換出来るようになってます。 |
がんばって軽量化したんですがかなりの重さですさすがはレジンキットって事でしょうか。まぁ軽量化したぶん以上に金属とか使ってる気も するので仕方ないですかね、こうやって浮かせてもポジションを保てる関節を作るってなかなか大変なんですよ、なーんの視覚的アピール にはならないんですけどね、基本ッスよ基本。キット付属のポリ素材はほとんど使ってないかもしれないですね。 |
HGUCと競演させてみましたが、狙い通り割と違和感無いんじゃないでしょうか。 |
比べてみよう!<その2> |
1/144HGUCギラ・ドーガと大きさ比較です、やっぱ大きいッスね。 |
こういうお腹パイプの有るMSにとって、パイプの曲り方って結構大事だと思うんですよ。 いつもこの曲り方ッテやつを決まるのに時間掛かります、パイプに隙間が有るとカッコウ悪い んで、こういう微妙な曲げ方にするには角度付のパイプって便利です、MGグフのパーツを 使ったんですが、角度付パイプって売ってるんでしょうかね?、無ければパーツ屋さんよろしく。 今まで売って無くてこれから新規にパーツ販売する時はアイディア料下さい。 |
最近じゃ武装のスクラッチなんて珍しくもないですが、せっかく2丁作ったので2丁ライフルです。 こういう箱ものって作るの好きなんですよ。 |
キットのライフルがカッコ(個人的に)良ければ別に作る必要も無いんですけどね、あまりにもペラッペラなんだもん。 ペラッペラのライフルじゃ悲しいのでプラ材とアルミパイプなんかで製作してます。デザイン的には設定画を尊重しつつ適度のアレンジで。 |
無駄に可動。 ストックが黒いのは ここはラバー素材ですよって意味。 (でもここで書いたら負け) |
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無駄にグレネード入りです、固定しなくても ぴったり収まってますね。 以外にこのサイズ決めるのに悩みましたよ、 設定画だとモット小さいんですけど、これ位 の大きさがないと効果無さそうなんだもん。 |
こういう円筒形のレジンパーツって仕上げるのが大変というか、その同 じ位の労力でパーツが出来ちゃうんですよね。 |
このダブルマガジンのパーツが行方不明だったのでこれも新規に製作。 マガジンをクランプしているパーツは結構お気に入りです。 |
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レジンキットにプラ材加工(自作ね)パーツを合わせるって難しいんですよね、 プラ材の平面とレジンキットの平面が違うと言うか。そのテイストを合わせる ためこのシールドも丸みを持った平面にしてあります。 コンセプトとして表側の装飾にブレーキ掛けてるんで、裏側に凝ってみました。 カーボン風に塗ってみたんですけど凝った割には効果薄かったっすね。 |
キット付属のシールドも製作してありますよ。コレはコレで良い感じですね。 |
どうしてもガレキは支え棒が無いと安心出来ないですからねぇ、一ヶ月ぶりに見たら足が折れてたとか、関節プラプラとか、あまりにも悲しいです。 市販の展示ベースとか、ありがちな写真立てとか使えば楽で見栄えも良いんでしょうけど、苦労して安っぽいベースでも専用ワンオフでやりたいっす。 そういった意味も含めてだいたいガレキにはこういう支え棒付ベース作ってるんですが、今回はオプションが多いのでラックも合わせて作ってみました。 何せランゲ・ブルーノ砲関係が重量有るのでプラ材で作ると少し恐いっすから、アルミ材を使うことにしました。アルミ角棒マンマってのも芸が無いんで 一個一個穴開け加工してやりましたよ。穴開けるだけでも辛かったですが、バリ取ったり穴を綺麗に成形する方が時間掛かりましたね。 アルミ材の組み立てはビス&ナットでガッチリ安心組み立てになっております。
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完成したギラ |
キットに近いバランス |
このキットの特徴でもある原形師さんのパンチの効いたアレンジをいかにプレーンなギラ・ドーガ に戻すか?みたいな考えると本末転倒っぽい事を一生懸命やってましたね。 キンピカバーニアも無いしパーツ屋さんのスペシャルパーツも使っていませんから 見る人によっては時代に逆行しているというか、取り残されている感があると思うんですよ、 「な〜んだ普通だよね」パット見そう思われたら本望です、まさにそれこそがコンセプトです。 一見してコレがガレキで、しかもコトブキギラだって分かっちゃったらオレの負けみたいな。 プラキットと見間違えるくらいの精度で成形面出し出来てないとすぐにレジンキットって分か っちゃいますし、しかもあくの強いコトブキのギラですからね、相当バランスは変えましたよ。 古い割にまだ市場に出回っているのでキットのままの完成品を目にする機会もあると 思うんで、その時はよーくこのギラ・ドーガと見比べて下さい、何かが違う?(かな)。
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画像だと少し紫がかってますが現物の色はかなり青いです。クレオスコバルトブルーを発色させる為に 最終的に5本使ッちゃいましたが、現物を見るとその苦労も報われるかなと。 今回アニメロボ風味を大事にしたかったのでデカール類はあえて貼らなかったんですが、 オレ的には正解だったと思います、余計な小細工は無しで基本的なフォルムで勝負ですよ。 外見に小細工してないって事は逆に言うと塗装面の状態ってのがモロ見えしちゃうんで、 塗装に関してはいつもよりゴミ、クズ塗り込真無いように気ぃ使いましたね、画像に ちらちら見え隠れするゴミっぽいのは撮影中に乗っかったやつとか、フラットコートしてるんで 触るとどうしても粒子が出てくるんですよね、ガイアのは特に出てきやすいかもしれないです。 まぁエアブロアーで簡単に飛ばせるんですけどね、塗り込んだゴミとは違うんで。
ひとまずアップ終了ですが、らちょくちょく内容が加筆されたりするんでよろしくです。 |
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